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東京の旅と歴史
東京の旅      台東区上野

上野恩賜公園
うえのおんしこうえん
東京都台東区上野公園5ー20
Tel 03-3828-5644


 上野恩賜公園は都内だけでなく、日本でも有数の都市公園です。ここは江戸城の丑寅(北東)の方角にあたり鬼門を封じるため家康の意志を汲んだ三代将軍家光が寛永寺を建てたのが始まりです。
 この公園には東京都立恩賜上野動物園、寛永寺・東京国立博物館、東京都美術館、東京文化会館、上野の森美術館、国立西洋美術館、国立科学博物館などの文化・芸術が集合しています。
 江戸時代末期、15代将軍徳川慶喜の一橋藩主時代の側近家来であった小川興郷たちは、慶応4年(1868)大政奉還して上野寛永寺に蟄居した慶喜の助命嘆願のために同志を募りました。
彰義隊の墓
 そこに新政府への不満武士なども加わり彰義隊と名乗りました。やがて新政府軍と対峙して上野の山を拠点として旧暦5月15日上野戦争が起こりました。戊辰戦争の始まりでした。新政府軍、大村益次郎が指揮を執り半日で彰義隊を壊滅させました。寛永寺の伽藍は焼失し一帯は焼け野原と化しました。
彰義隊
 明治3年(1870)、医学校と病院を建設するため、焼け野原だった上野の山を視察した蘭医ボードウィンは、公園として残すよう日本政府に働きかけました。その結果、明治6年(1873)ここが日本で初めての公園として指定されました。ボードウィンは、上野公園生みの親と称されています。

西郷隆盛の銅像
 上野公園内に西郷隆盛の銅像があります。慶応2年(1866)の薩長連合密約から王政復古クーデターに活躍、明治4年(1871)出仕して参議に就任し廃藩置県にたずさわりました。岩倉遣外使節団出発後、留守政府の責任者となりますが、朝鮮派遣の征韓論争、明治6年(1873)の政変で下野し、西南戦争で敗れ、鹿児島の城山で自決しました。
西郷隆盛の銅像
 銅像は明治31年(1898)に完成しました。高村光雲が西郷像を、後藤貞行が犬の像を制作したそうです。日本で最初の「除幕式」の際、西郷未亡人が夫に似ていないと言ったことが話題になりました。
西郷隆盛の銅像

清水観音堂
東京都台東区上野公園1ー29
 清水観音堂は寛永8年(1631)に京都の清水寺を模し摺鉢山の上に創建され、元禄7年(1694)に現在地へ移転した建物です。堂宇は桁行5軒、梁間4間、単層懸造り(かけづくり)、本瓦葺きです。昭和21年(1946)国の重要文化財に指定されています。
清水観音堂
 江戸時代に不忍池に臨む観音堂の舞台造りは浮世絵に競って描かれました。清水観音堂に通ずる坂は「清水坂」といわれています。坂の名はその堂の名前に由来しています。
清水坂

不忍池
しのばずのいけ
 上野恩賜公園の南側に位置する周囲約2kmの池です。東京湾の名残りで、周囲が埋め立てられて現在の形となりました。弁天橋より北側は上野動物園の敷地内で、水上動物園として利用されています。
不忍池
 不忍通りから半円を描くように囲まれた部分はボート池と呼ばれ、貸ボートがあります。弁天橋より南にある浮島には寛永寺弁天堂が建っていて、「蓮池」と呼ばれるほど、池一面にハスが生い茂っています。
不忍池
 天海僧正が吉野山より江戸時代に移植したことで始まった「上野の桜」は3月下旬から4月上旬にかけて上野の山や不忍池畔で咲き乱れます。 

寛永寺弁天堂
東京都台東区上野公園2ー1
 不忍池の弁天島に建つ弁天堂は寛永寺の境外祠堂で寛永年間(1624-1644)に常陸下館城主水谷伊勢守が中島を築き堂を建てて弁財天を祀ったのが始まりといわれます。弁天堂本尊は慈覚大師の作と伝えられます。八臂(はっぴ)の大弁才天です。天海僧正が建立したお堂は戦災で消失し、現在の堂は昭和33年(1958)に再建されましたものです。
不忍池弁天堂
 不忍池弁天堂に鳥塚があります。
 平成16年(2004)4月10日、ここで鳥供養が営まれました。鳥インフルエンザ感染の影響で、京都府などで大量に処分された鶏の霊を慰めました。
弁天堂鳥塚
 不忍池弁天堂には包丁塚もあります。
 不忍池弁天堂は琵琶湖竹生島宝厳寺の大弁才天を勧請しています。水の神様ということで、境内には様々な水にまつわる動物・ものを奉った塚があるのです。
弁天堂包丁塚

大仏山
 かつて大仏が建立されていたこの地は大仏山と呼ばれています。寛永8年(1631)の初代大仏は、正保4年(1647)の地震で倒壊。万治年間(1660頃)に青銅製の2代目大仏が建立され、元禄年間(1690 頃)には大仏殿も完成しました。 今はミャンマー、ビルマ形式の仏塔パゴダが建っています。
大仏山
 上野の大仏は関東大震災でも 被災し頚部が崩れ、頭が落ちてしまいました。顔だけが長く寛永寺に保存されていました。関東大震災50回忌となった昭和47年(1972)に 、お身体のあった所にパゴダが建てられ、顔だけ戻りました。
大仏山

東京都立恩賜上野動物園
東京都台東区上野公園9ー83
Tel 03-3828-5171
 明治15年(1882)に開園された日本初の日本一の動物園です。総面積13万平方mという広大な園内に400種以上2000頭以上の動物を飼育しています。
上野動物園
 パンダのいる動物園として有名です。雄の「リーリー(力力)」と、雌の「シンシン(真真)」は平成23年(2011)4月に公開されました。東園のゴリラとトラのすむ森も人気です。自然のままの状態で、のびのびと過ごしている姿が見られます。
上野動物園
 西園と東園があり、上野駅公園口から入るとすぐが東園です。ここにはゾウ、ゴリラ、パンダ、サル山など、人気のある動物がそろっています。
上野動物園
 西園の方にはアフリカの動物のカバやシマウマ、キリンなどがいます。仲良し広場や子ども動物園などがあります。
上野動物園
 東園から西園に行くにはモノレールが便利です。旧寛永寺の五重塔がきれいに見えます。
上野動物園
 上野動物園は博物館(現東京国立博物館)の付属施設として造られたようですが、今や年間300万人が訪れる人気スポットになっています。
上野動物園

小松宮彰仁親王銅像
 彰仁親王は伏見宮邦家親王の第8王子です。慶応4年(1867)鳥羽伏見の戦いに征東大将軍として参戦しました。日本赤十字社の総裁として貢献しました。
小松宮彰仁親王銅像

竹の台の噴水広場
 大噴水の辺りは昔は「竹の台」と呼ばれ、根本中堂を中心とした数多くの堂塔伽藍が点在していた場所だったそうです。
竹の台の噴水広場

東京国立博物館
東京都台東区上野公園13ー9
Tel 03-5777-8600
 明治5年(1872)日本で最初の博物館として発足しました。現在の本館は昭和13年(1938)の開館で、その後も施設の充実に努めています。昔ここには帝室博物館がありましたが関東大震災で被害を受け再建されました。収蔵件数は11万件にものぼり、国宝91件、重要文化財600件以上を所蔵しています。
東京国立博物館
 日本と東洋の美術・工芸品等を中心に展示しています。収蔵品の数は日本最大規模を誇ります。本館(重要文化財)は日本の美術・工芸品を展示。東洋館ではアジア・エジプトなど東洋の美術や考古遺物を展示しています。
東京国立博物館
 隣りに建つ東洋館には、中国、朝鮮、東南アジア、西域、インド、西アジア、エジプトなどの美術、工芸、考古遺物を展示しています。明治洋風建築を代表する表慶館(重要文化財)や旧因州池田屋敷表門(重要文化財)のほか、本館北側には日本庭園もあります。
東京国立博物館
 平成11年(1999)「平成館」がオープンしました。建物は地下1階地上3階建て。1階は日本の考古遺物などの常設展示室になっており、2階は特別展示専用となっています。
東京国立博物館平成館

旧因州池田屋敷表門
 旧因州池田屋敷表門は通称「黒門」と呼ばれ、重要文化財に指定されています。因州(鳥取県)の池田家の江戸屋敷の表門です。丸の内大名小路に建てられていましたが、明治25年(1892)、芝高輪台町の常宮御殿の表門として移築されました。
旧因州池田屋敷表門
 その後、東宮御所として使用され高松宮家に引き継がれました。屋根は入母屋造りで門の左右に向唐破風造りの番所を備えています。大名屋敷表門として最も格式が高い門です。
旧因州池田屋敷表門

国立国会図書館支部上野図書館
国際子ども図書館

東京都台東区上野公園12ー49
Tel 03-3827-2053
 国立国会図書館支部上野図書館は明治5年(1872)湯島の聖堂内に開館した書籍館の伝統を受け継いでいます。明治30年に旧帝国図書館となりました。この建物は明治39年(1906)に建築されました。ほぼ創建時のままでネオ・ルネッサンス調の風格ある建物で明治を現代に残しています。
国立国会図書館支部
 旧帝国図書館は、東京都選定歴史的建造物に指定されています。
 昭和36年(1961)、永田町の国会議事堂隣接地に国立国会図書館の中央館(東京本館)が新築開館されると、上野図書館の蔵書のほとんど全てが中央館へと移され、国立国会図書館の東京本館へと統合され、国際子ども図書館に移行しています。
国立国会図書館支部
 国際子ども図書館は平成14年(2002)5月5日にオープンしました。国内外の児童書を収集公開しています。国際子ども図書館には東京本館から18歳未満を主たる読者の対象とする資料が移管され、上野図書館で旧来所蔵してきたコレクションは東京本館に戻されています。
国際子ども図書館

黒田記念館
 正式には「東京国立文化財研究所美術研究室」といい、洋画家「黒田清輝」の意志により建てられたので、通称「黒田記念館」と呼ばれています。黒田清輝の油彩画、素描などを公開しています。昭和3年(1928)に建てられた建物です。
黒田記念館

国立科学博物館
東京都台東区上野公園7ー20
Tel 03-3822-0111
 太陽系と宇宙、生命の誕生から人類への進化、動植物の多様な世界など、自然科学に関する様々な展示を行っています。新館ではテーマを映像や照明を駆使して展示しています。
国立科学博物館
 1階は生命を誕生させた海がテーマ。2階は身近な科学。遊び道具のような実験道具で、楽しみながら科学に親しめます。3階の発見の森は雑木林のジオラマを散歩しながら自然の不思議を見つけだす体験型の展示です。地下1階は大型恐竜の迫力の骨格見本です。
国立科学博物館

国立西洋美術館
東京都台東区上野公園7ー7
Tel 03-3828-5131
 フランスの建築家ル・コルビュジエ氏の設計による白いモダンな建物が国立西洋美術館です。美術館前の庭には、「考える人」や「地獄の門」などロダン作の58の彫刻やフランスの近代彫刻の数々が所蔵されています。
国立西洋美術館
 本館はキリスト教を主題とする宗教画がメインです。新館はモネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソなど有名な画家の作品をはじめとする19世紀から20世紀初頭の西洋絵画を収蔵、展示しています。
国立西洋美術館



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